加齢臭 対策 石鹸

加齢臭とは

おやじ世代の中高年にみられる独特の体臭に気がつきませんか?臭いの種類は個人差がありますが、若い人にはない特有の臭いを発しているのが加齢臭といわれるものです。加齢臭の臭いの成分は青臭い臭いと脂臭い臭いを合わせたような臭いで40歳代以降に増えてきます。ろうそくやチーズ、古い本のような臭いがしたら加齢臭といっていいです。加齢臭は自分では気がつきにくいので周囲の人に確かめてもらうといいでしょう。加齢臭は男女ともに発するようになりますが、男性が比較的早くに、女性は高齢になってから発するようになります。

加齢臭の原因

元来日本人の体質では体臭が比較的少ない人種として知られてきましたが、これは日本古来の食生活である繊維質を多く採り、脂肪性のものはあまり食べず、動物性ではなく植物性の食生活が中心だったからです。和食というのは体臭を発生しにくい食事といえるのです。

しかし戦後の急激な経済の発展により欧米の文化とともに食生活も欧米化していった日本は高たんぱくで高脂肪の動物性食品中心の食生活になっていき、日本人の体質も臭いを発しにくい体質から体臭を発しやすい体質へと変化してきました。

この独特の体臭は動物性脂肪が酸化することで臭いの発生源になります。また食生活以外にも体内の老廃物が毛穴に詰まり、正常に排出されずに腐敗したり酸化して悪臭を放ちます。

これらのことからたんぱく質や脂質、乳製品などの動物性脂肪を多く含む食事の摂取を見直すことで体質に変化が見られて体臭が少なくなっていきます。

加齢臭対策

前出のように欧米の食事から日本食をできるだけ食べるようにすることで体内から臭いを発生する原因(ノネナール)をつくらないことです。具体的には食物繊維を多く含む食品を採り、毎日きちんとしたお通じを心がけることで臭いの原因となる体内での腐敗や発酵を防ぐことです。

原因物質であるノネナールをつくらないためにも抗酸化作用のはたらきがある食品を積極的に採りましょう。抗酸化作用のある食品としてビタミンEを含むさつまいも、かぼちゃ、ほうれんそう、アスパラガス、うなぎ、ブリ、マグロ、アーモンド、ピーナツを、そしてビタミンCを含むレモン、オレンジ、アセロラ、ほうれんそう、ブロッコリー、ピーマン、トマト、チンゲン菜、春菊などを採るようにしましょう。

言い換えればからだの中をキレイにすれば加齢臭はなくなるということです。

消臭グッズをしてみても体内に臭いの発生源があるかぎり根本的には臭いは消えませんから日常の食生活と生活習慣を見直すことで本当の消臭効果がでます。

また、アルコールの飲みすぎや喫煙、そしてストレスや不規則な生活も加齢臭を発する原因につながる活性酸素を大量に発生させますので注意しましょう。

あとはお風呂に毎日入りからだを清潔に保ち、下着も汗をかいたり汚れたらまめに換えるようこころがけましょう。

加齢臭を寄せ付けない石鹸での洗い方

加齢臭を一番発する部分は頭と脇と足です。

頭では耳の後ろからうなじの周辺といわれています。毎日の入浴でここを石鹸でていねいに、念入りに洗うようにしましょう。湯船に浸かりながら湯気を当てて詰まりやすい毛穴を開くようにして、念入りにマッサージをすることで詰まりも解消します。

最近では加齢臭予防の石鹸やパパイン酵素のちからで詰まりや加齢臭を分解する入浴剤なども

市販されていますので試してみるといいでしょう。