むくみに効くサプリメントの前に原因と改善法
むくみに効くサプリメントを探す前に、まずはなぜむくみができるのか、その原因をきちんと理解しましょう。むくみは手足や顔がいつもより膨らむ症状ですが、この症状は本来ならば対外に排出されなければいけない不要な水分がいつまでも体内に溜まり、滞っていることが原因で起きます。むくみの主な原因は、日常的な寝不足や過剰な飲酒による生活習慣の乱れ、過度のストレス、普段からの偏った食生活によるたんぱく質の摂取不足等さまざまです。まずはむくみ対策のサプリメントで不足しがちなタンパク質を補充するようにしましょう。また、塩分を摂りすぎると水が体内に溜まりやすくなるので塩分量は控えるように気を付けましょう。
血液の流れでもむくみはできやすくなります。下半身はからだのなかでも心臓から遠い部分なので、重力も手伝って血液を心臓に返すポンプの役割を担う静脈の負担がとても大きくなります。下半身の血の巡りが時に遅くなるのは、このような理由からです。これを改善するために血行を促進する効果のあるサプリメントを採ることで足先のむくみを解消することができます。
下半身だけでなく、全身の血行を向上させてむくみを解消するには、サプリメントだけでなくストレッチも一緒にするとむくみ改善の効果がより高まります。普段履いている靴が履きにくくなったり、肌を押してもすぐに戻らない部分があるならむくみが出ている可能性が高いので、むくみ対策を考えてください。
また、確率は低いですが臓器疾患が原因で体がむくむというケースもあるようですので、ひどいむくみが何日も続くようであればサプリメントに頼るだけではなく、一度医師に相談してみてください。
むくみ改善に役立つサプリメント解消法
栄養素のカリウムは、むくみの解消に役に立つミネラル成分です。市販のサプリメント以外でカリウムをきちんと採り入れるためには、日頃の食事で豆類や野菜、海草などを意識して食べるようにしなければなりません。カリウムが不足すると、利尿作用が滞りがちになり、同時に塩分の排出もうまくいかなくなることでむくみが出やすくなりますので気をつけましょう。
ナトリウムやカリウムは筋肉を効率よく動かす元になるので、ナトリウムやカリウムが足りなくなるとむくむだけでなく体に力が入らなくなったり、手足が痙攣したり、血圧が上がったり不整脈が出たりします。あなたがむくみでお悩みなら、塩分を過剰に摂取している場合が考えられますので、ぜひサプリメントでカリウムを補ってみてください。
しかし、むくみの原因が腎機能の低下にある場合は、カリウムを採ったからといって塩分の排出を促すことはできず、それだけでなくカリウムも排出されずに体内に蓄積されてしまいます。高カリウム血症は、カリウムが体外に排出されず蓄積された時に起きるもので、そうならないように気をつける必要があります。
むくみの改善効果があるサプリメントとしては、メリロートもあります。血液やリンパなどを流れやすくてくれる効果があります。メリロートの場合、サプリメントで摂取する方法ではなく抽出してお茶にするという方法もあります。
また、コラーゲン不足で体内の水分排出がうまくいかずにむくむということもあります。
さまざまな原因でむくみは出ますのでサプリメントとセルフケアを効果的に取り入れる解消法を習慣にしてむくみ対策をしっかりすることでむくみで悩まないからだをつくりましょう。
からだのなかの細胞組織の液体（細胞間質液）と血液の圧力バランスが崩れ、
血管内の圧力が増大するとむくみは浮腫（ふしゅ）が発生する。
原因
さまざまな内臓疾患の前兆としてのシグナルともなっているので、
一時的なむくみだと勝手に判断して放置しないで一度診察を受けてみることが望ましい。
（心臓・腎臓・肝臓・甲状腺の異常、血管・リンパ系の循環障害、悪性腫瘍など）
局所性浮腫の原因には※深部静脈血栓症(Deep vein thrombosis; DVT)等がある。
※深部静脈血栓症
深部静脈血栓症（しんぶじょうみゃくけっせんしょう）は、
深部静脈（大腿静脈・膝窩静脈など、体の深部にある静脈）に血栓ができる病気。
肺血栓塞栓症の主な原因である。
肝静脈に血栓が出来るとバッド・キアリ症候群を起こす。
治療
治療としてナトリウムの制限、水の制限、利尿剤の投与などがある。
