無利息融資の種類について
経済的に低所得者世帯、障害者世帯または高齢者世帯の生活を支える役割を果たしているのが、生活福祉資金貸付と呼ばれる無利息融資です。その在宅福祉及び社会参加の促進を図り、経済的自立を目的とした融資になります。原則的に生活福祉資金貸付制度の融資には利息がつくことになっていますが、無利息のもの存在します。
低所得世帯に対する修学資金は無利息で融資を受けることができます。このほか無利息で融資を受けることができるのは、低所得者世帯、障害者世帯、高齢者世帯に対する療養・介護等資金です。これらの融資の相談窓口は各市区町村、福祉事務所などです。
交通遺児等貸付とは、自動車事故によって死亡した場合、または重度の後遺障害が残ってしまった場合、その子どもの健全な育成を図るための育成資金で、義務教育が終了する月までの無利息融資になります。貸付期間終了後、半年から１年を経過した後からの返還となるのが交通遺児等貸付の原則ですが、高校、大学等に進学した場合は、卒業するまでの返還が猶予されるということです。融資相談窓口は、交通遺児等貸付の場合、独立行政法人自動車事故対策機構都道府県支所というところです。
就農支援資金とは、就農を支援するための無利息融資です。これは新たに農業を始めようとする人に対し融資されるもので、技術の習得、就農の準備、施設の開設などを目的とした場合に可能になります。知事が営農計画を認定するのですが、この認定を受けた認定就農者が、無利息融資を受けられることになっています。各県の全国就農センターが、就農支援資金の融資相談窓口ということです。
無利息融資の２つの方法
融資を無利息で受けられる方法は、大きく分けて２つあげられます。１つは金融機関からの無利息融資で、もう１つは地方公共団体などからの無利息融資です。金融機関などが個人に向けに小額のお金を貸し出すことをキャッシングといいます。キャッシングと呼ばれるものは本来、金融機関側が利息を得ることを一番に考えてできた商品です。
最近人気があるのは、キャッシングサービスの中でも無利息でお金を貸し出す、無利息キャッシングなのです。消費者金融で、無利息キャッシングを取り扱うことがほとんどがです。また、無利息でキャッシングができるのは新規申し込み時に限るとされているところが多々あります。
キャッシングサービスはいろいろですが、無利息融資の場合は消費者金融が新規顧客を獲得するための商品になっているのではないかと思われます。無利息融資のなかでも、地方公共団体などから受けられる無利息融資については、耳にしたことがある無利息融資から、あまり耳にしたことのないものまでさまざまです。誰しも一度は耳にしたことがある人が多いのが奨学金はではないでしょうか。奨学金は地方公共団体などから受けられる無利息融資のひとつです。経済的理由により就学困難な場合、一定の金額で受けられる融資のことを奨学金といいます。地方公共団体や法人などから奨学金は受けられるもので、無利息融資が原則です。奨学金には２種類あり、無利息で融資を受けられる奨学金と、利息のかかる奨学金がありますが、一般の金融機関の融資よりは金利は低くなっているのが特徴になります。
