歯科 ホワイトニング

歯科 ホワイトニング

歯のホワイトニングをするにはまず先に今の歯の健康状態をみなくてはなりません。

歯はもっとも表の層に人体では一番硬い組織である「エナメル質」で覆われています。さらにその内側に黄褐色の象牙質があり、さらにその内側に歯髄があるという構造をしています。

エナメル質はその質がほとんどが無機質で構成されているのですが、わずかに有機質の部分も存在します。その有機質の部分が長年かけて着色し歯の変色となって現れてきます。

また、エナメル質は年齢とともに次第に磨り減って薄くなるだけでなく、象牙質は第2象牙質が作られていき、象牙質の厚みを増してきます。そうなるとエナメル質を通して象牙質の色が次第に目立つようになります。

これが年齢による歯の黄ばみ現象となります。

ホワイトニングはこのエナメル質の中にある有機物を漂白することです。しかし、表層しか漂白できないため象牙質までは漂白されないと考えられています。また、丁寧にブラッシングをして歯の表面の汚れを落としていても、一向に歯が白くならないという人は遺伝的に歯が黄ばんでいるということも考えられます。

ほかにも外傷などにより神経が死ぬと歯は黒ずんできます。こういったケースでもホワイトニングをすると効果があります。

ホワイトニングとは審美歯科の分野では歯を白くする意味で用いられる用語です。
広い意味での歯のホワイトニングは歯のクリーニング(PMTC)から始まり、ブリーチング、マニキュア、ダイレクトボンディング、ラミネートベニヤ、セラミッククラウンまで、全てをホワイトニングということができます。
ホワイトニングの狭義の意味では一般に「ブリーチング(歯牙漂白)」のことをいい、現在歯のホワイトニングという意味はほとんどこのブリーチングのことを指します。
ホワイトニングには
・歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」
・自宅で行う「ホームホワイトニング」
・両方の中間の「アシステッドホワイトニング」
・神経を取った歯に対して行う「ウォーキングブリーチ」
などがあります。
通常はオフィスホワイトニングには15〜38%の過酸化水素製剤、ホームホワイトニングには5〜38%の過酸化尿素製剤が使われます。
さらにオフィスホワイトニングでは、この薬剤にハロゲンライト、プラズマアークライト、レーザー、LEDなどを当てて、過酸化水素の分解を促進して効果を早めます。